めんどくさがりだ
本当に僕は、めんどくさがりだ。
ちょっと戸棚に手を伸ばすのすら億劫で、読みたい本も読めずパソコンをいじる。
冷凍のパスタソースを茹でるのが億劫で、塩と油だけでパスタを食べる。
トイレまで歩くのが億劫で、漏れるギリギリまで尿意を我慢する。
そもそも、生きているのがめんどくさい。
人生は、めんどくさいことの連続だろう。
楽しいこともあるだろうが、そんなことは関係がない。
どうにもこうにも憂鬱で、
どうしたものかと悩むとき
そうか死ねばと思ったら、
胸がスゥっとなったのだ。
面倒な困難になぜ俺が立ち向かって行かなければならないのか、わからなくなる。
人間誰しもそんなふうに死にたくなったことぐらいあるだろう、と思っていたら
そんなことは一度もないという話を幾人かから聞いて、面食らったことがある。
今、特別辛いことがあるわけでもないし、楽しいこともある。
でも何かの拍子にポックリいってもいいぐらいには思っている。
何もやらなくてよくなるから。
めんどくささには滅法弱い、みんなはどうして頑張れるのか。